10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14。米国の自動車大手のGMと、その高級車ブランド、キャデラックの両社長が、競合他社のブースを視察した。
この両社長は、GMのダン・アンマン社長と、キャデラックのヨハン・ダ・ネイシン社長。とくに、ネイシン社長は競合ブランドのインフィニティからヘッドハントされ、8月にキャデラックの社長に就任したばかり。
キャデラックは、欧州市場での取り組みを強化中。現地では、BMW、メルセデスベンツ、アウディのドイツ3ブランドをはじめ、レクサスやインフィニティとも競合する。
就任したばかりの両社長は、パリモーターショー14において、プレミアムカーの競合他社のブースを視察。とくに、BMWのブースでは、展示車両のドアを開け、インテリアを入念に確認した。
キャデラックは2015年後半、新たな最上級車として『CT6』を発売する計画。この他、GMから独立した事業体となり、本社をニューヨークに移転するなど、ブランドの再構築を進めている。