フランスの自動車大手、プジョーは7月17日、2014年上半期(1-6月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は、85万3000台。前年同期比は5.7%増と、4年ぶりに前年実績を上回った。
2014年上半期の市場別実績は、欧州が乗用車とLCV(軽商用車)合計で、50万8300台を販売。前年同期比は7.6%増と回復させた。市場シェアは、6.6%。
地元フランスでは、『308』シリーズをはじめ、『3008』や『508』などが支持を集めた。2014年6月に発売されたばかりの入門コンパクトカー、『108』は、1500台以上の受注を獲得。
欧州以外の市場では、中国が18万5000台を販売。前年同期比は32.4%増と伸びた。このうち、『308』、『408』、『508』、『301』が、合計で12万3600台を販売。とくに2013年に発売された新興国向けのセダン、301が3万6700台を販売した。
プジョーの世界販売に占める欧州以外の販売比率は、2012年の39%から、2013年は43%へ拡大。プジョーは2015年までに、欧州以外の販売比率を50%にまで引き上げる目標を掲げている。