ランクセス、ベルギーの軽量化プラスチック新製造プラントが稼働開始

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ランクセス、ベルギー・アントワープの新プラント
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ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスは、ベルギー・アントワープに建設した、高性能プラスチックの新製造プラントが稼働を開始したと発表した。

ランクセスは、新工場に約7500万ユーロ(約104億円)を投資。約9万トンの年間製造能力を備え、新拠点で製造するプラスチックは、各国のコンパウンディング拠点で加工され、最終的に「デュレタン」ブランドの製品となる。

同社の軽量化プラスチックは、自動車産業などに向け供給。金属の代替としてより軽量な自動車部品の製造を実現し、燃費向上および二酸化炭素排出量の削減に貢献する。

代替部品は従来に比べ、10~50%の軽量化を可能にし、エンジン機能部品、ドア構造部品、ブレーキペダル、フロントエンド、コックピットのクロスメンバーなどに使用されている。

また、自動車メーカーと車両部品サプライヤーは高性能プラスチックを採用することで、生産コストの削減と、組立工程の簡略化を実現できる。

《纐纈敏也@DAYS》

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