デルタ4ロケット、5機目のGPS ブロックIIF衛星を打ち上げ成功

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日本時間2014年2月21日、ULA(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)は、ボーイング製の全地球測位衛星『GPS IIF 5』をデルタロケットで打ち上げた。ボーイング社によれば、衛星から初期信号を受信し、正常な動作が確認されたという。

打ち上げは米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から、東部時間2月20日午後8時59分(日本時間21日午前10時59分)にデルタ4ロケットで行われた。打ち上げ機は、ロケットダイン製RS-68エンジンを搭載したコモン・ブースター・コア1基とATK製GEM-60固体モーター2基を組み合わせたデルタ4+型を使用している。エアロジェット・ロケットダイン製RL 10B-2エンジンを搭載した上段ステージでフェアリング直径は4メートル。

打ち上げから3時間半後、衛星からの信号を受信し、高度およそ1万7600キロメートルの軌道で衛星の動作開始を確認した。搭載機器のテストが完了し、米空軍の運用による測位信号をの提供を始めるのは3月だという。

GPS ブロックIIF衛星は、全地球測位システム衛星GPSの2世代目、2010年から打ち上げが始まった5番目の最新グループの衛星となる。ボーイングが全12機の製造を担当し、2014年中にあと2機が打ち上げられる予定だ。2014年春に初打ち上げとなるロッキード・マーチン製のGPS ブロックIIIA衛星と合わせ、測位精度の低いブロックII初期の衛星からの世代交代が進む計画となっている。2018年ごろには世代交代により、位置情報精度を1メートル以下に向上させ、GPS測位信号の妨害にも強い衛星システムが実現すると期待されている。
《秋山 文野》

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