3日、ホンダはタイと熊本で生産する二輪向け650ccエンジンを発表。情勢不安にあるタイの生産工場について、ホンダモーターサイクルジャパンの井内正晴社長は「基本的に工場への影響はでていない。国内の実態としても生産活動には影響は出ていない」と話した。
2日、総選挙が行われたタイ国内では、インラック首相の退陣を求めて、ステープ元副首相をリーダーとする反政府デモ隊が、デモを続けているという。
今回発表された新エンジンは、タイと熊本の2拠点で生産され、日本、欧米、アセアン、南米など、世界展開する大型バイクに搭載される。
今後の政治体制による生産活動への影響について、井内氏「いずれにしてもASEANのハブとして経済成長してきた国ですし、外資が参入して国内経済を活性化してGDPを高めてきた背景はタイの人たちも理解しているはずなので、自国の経済活動が停滞するのは良しとしない話、あまり心配はしていない」との考えを示した。