独BASFは、 高性能熱可塑性プラスチックである「ウルトラゾーン」ポリアリールスルホン樹脂の供給強化を図るため、韓国・麗水(ヨス)にある新工場の稼働を開始したこと発表した。
ウルトラゾーンは、エレクトロニクスや自動車、航空宇宙産業などで、耐熱軽量部品の製造に幅広く使用。さらに、水処理膜や水道管継手、エスプレッソマシーンの食品接触部品の取り付け具、電子レンジ対応の食器などにも使われているほか、炭素繊維コンポジット材料の製造にも用いられている。
新工場は、ドイツ以外で初めて建設されたウルトラゾーンの製造工場で、製造能力は年間6000トン。BASFは新工場により、アジア太平洋地域で拡大を続ける市場への供給を強化していく。