脱線事故の影響で運休が続いている銚子電気鉄道線(千葉県銚子市)が、1月26日から運転を再開することになった。同線を運営している銚子電気鉄道が1月25日、発表した。
銚子電鉄によると、脱線事故は1月11日の8時19分頃に発生。外川駅を8時09分に発車した銚子行き列車が笠上黒生駅構内の分岐器(ポイント)を通過した際、先頭車両の後部車輪と2両目の前部車輪が脱線し、線路と枕木も破損した。この影響で銚子電鉄は全線の運転を見合わせていた。
再開1番列車は26日の11時05分、外川駅を発車する銚子行き。事故車両が運用から外れるため、当面の間は本数を減らした臨時ダイヤで運転する。また、分岐器(ポイント)などで一時停止や徐行運転を行い、安全を確保する。これにより列車の運行時刻が1分程度遅くなる場合がある。
銚子電鉄線は経営の悪化による車両不足から2013年11月21日にダイヤ改正を実施し、所定の運転本数は全体で12往復減少の1日21往復としていた。臨時ダイヤは下り17本・上り16本で、運転本数がさらに減ることになる。