2014年1月9日、カリフォルニア州の「NASAドライデン飛行研究センター」を「NASA ニール・A. アームストロング飛行研究センター」へと改名する法案がアメリカ上院を通過した。オバマ大統領の承認を得れば、同法案は成立する。
NASA ドライデン飛行研究センターは、1958年から1965年までNASAの副長官を務めたヒュー・ラティマー・ドライデンの名を冠したカリフォルニア州エドワーズ空軍基地内にあるNASAの研究施設。この施設の名称を、2012年に亡くなったニール・オールデン・アームストロング元宇宙飛行士にちなんで変更する法案が2013年2月に米下院を通過し、10月に上院に提出されていた。名称変更にあたり、現在のドライデン飛行研究センター内にある西部航空試験場を「NASA ヒュー・L. ドライデン航空試験場」に変更するという。
この法案は、同じ趣旨の法案が2012年にも提出されているが、上院では不成立だったという経緯がある。法案に対して、米国内では「アームストロング元宇宙飛行士はこのような個人的な名声を望んだとは思えない」といった批判的な反応もあったが、上院では特に反対もなく通過したという。