市光工業、湘南精工の清算を撤回、存続させて子会社と統合…債権の回収を最大化

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市光工業は、清算する予定だった完全子会社で自動車部品を製造する湘南精工を存続させた上で、同じく完全子会社のアイ・ケー・アイ・サービスと合併させると発表した。

市光はこれまで、経営体質の強化に向け事業構造改革を推進し、この一環として自動車部品製造事業に経営資源の集中を図るため、グループ会社を再編してきた。

湘南精工は、業績立て直しに時間を要し、グループ経営の効率化の観点から、解散することを決定し、今年12月末に清算する予定で手続を進めてきた。今回、グループ会社各社の再編状況を踏まえ、より効率的なグループ経営を実現するため、湘南精工を存続させた上で、完全子会社で従業員の福利厚生事業を行っているアイ・ケー・アイ・サービスと2014年3月1日付けで合併する。

市光は湘南精工に5億2900万円の債権があり、清算に伴って一部債権放棄が発生する見通しだった。今回、別の子会社と統合することで、市光の湘南精工に対する債権の回収を最大化できることになった、としている。

《レスポンス編集部》

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