100億年前の銀河を観測…「すばる望遠鏡」のファイバー多天体分光器FMOSで

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FMOSで得られたスペクトルイメージの一部
  • FMOSで得られたスペクトルイメージの一部

国立天文台は、国際研究チームが、「すばる望遠鏡」に搭載されたファイバー多天体分光器FMOSを使って深宇宙を観測し、100億年前の銀河で新しい星々が非常に活発に形成されている様子を捉えたと発表した。

今回の観測によって、大質量銀河を取り巻くガスは、重元素やダスト(星間固体微粒子)を豊富に含んでいることを確認した。これは大質量銀河がこの時代に、すでに成熟していることを示唆している。

今回の研究成果は、宇宙の若い頃の姿がどのようなものだったか、という重要な問いに迫るものとしている。

今回の研究成果の一部は、11月1日発行の米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に掲載された。

《レスポンス編集部》

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