大型車による高齢男性ひき逃げ、第一通報者を逮捕

自動車 社会 社会

5日午前2時30分ごろ、群馬県桐生市内の国道50号で、道路を横断していた高齢男性がひき逃げされる事件が起きた。男性は収容先の病院で死亡。警察は最初に通報してきた54歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

群馬県警・桐生署によると、現場は桐生市広沢町付近で片側2車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されてない。現場を通りかかった人から「道路中央に人が倒れている」といった内容の通報が警察に寄せられた。

これを受けて現場へ急行した同署員が中央分離帯近くで頭から血を流して倒れている高齢男性を発見。男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で約5時間後に死亡した。後の調べで同市内に在住する73歳の男性と判明している。

現場には大型車のものとみられる急ブレーキ痕と破片が散乱しており、警察では現場から走り去った通報者から事情を聞こうとしたところ、この通報者の運転していた大型トレーラーに衝突痕がみられることが判明。現場で採取した破片と破損部位が一致したことから、警察は茨城県常陸大宮市内に在住する54歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

死亡した男性は認知症で、前夜から行方がわからなくなっていた。警察の聴取に対して男は「事故のことはよくわからない」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV