京都市と阪急電鉄は7月25日、阪急京都本線洛西口駅付近で実施している連続立体交差事業(連立事業)について、京都方面行きの上り線を10月26日始発から高架線に切り替えると発表した。
この連立事業は、京都本線東向日~桂間3.0kmのうち洛西口駅とその前後約2.0kmを事業区間とし、そのうち約1.6kmを高架線に切り替えるもの。これにより3か所の踏切が解消される。同時に洛西口駅も高架化され、1階に改札口とコンコース、2階に相対式2面2線のホームを設ける。また、エレベーターを上下各ホームに1基ずつ、エスカレーターを2基ずつ設置する。
今回は上り線のみ高架線への切り替えを実施し、洛西口駅も上りホームのみ高架化される。踏切も当面は残るが下り線だけになるため、遮断時間は約3~4割程度短縮される見込みという。列車ダイヤの変更は行わない。
大阪方面行きの下り線は、2015年度中の高架線への切り替えを予定している。