阪急京都線洛西口駅付近の連立事業、10月26日から上り線高架化…下り線は2015年度

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連立事業により高架化される洛西口駅のイメージ。1階に改札口、2階にホームが設けられる。
  • 連立事業により高架化される洛西口駅のイメージ。1階に改札口、2階にホームが設けられる。
  • 洛西口駅とその前後の配線略図。今回は仮上り線のみ高架上り線に切り替える。
  • 洛西口駅付近連立事業の工事手順。上り線の高架切替後、空いた地上上り線の敷地も使って高架下り線を建設する。下り線も含めた高架化の完了は2015年度を予定している。

京都市と阪急電鉄は7月25日、阪急京都本線洛西口駅付近で実施している連続立体交差事業(連立事業)について、京都方面行きの上り線を10月26日始発から高架線に切り替えると発表した。

この連立事業は、京都本線東向日~桂間3.0kmのうち洛西口駅とその前後約2.0kmを事業区間とし、そのうち約1.6kmを高架線に切り替えるもの。これにより3か所の踏切が解消される。同時に洛西口駅も高架化され、1階に改札口とコンコース、2階に相対式2面2線のホームを設ける。また、エレベーターを上下各ホームに1基ずつ、エスカレーターを2基ずつ設置する。

今回は上り線のみ高架線への切り替えを実施し、洛西口駅も上りホームのみ高架化される。踏切も当面は残るが下り線だけになるため、遮断時間は約3~4割程度短縮される見込みという。列車ダイヤの変更は行わない。

大阪方面行きの下り線は、2015年度中の高架線への切り替えを予定している。

《草町義和》

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