【エコオフィスEXPO13】森にいるような居心地、京都大学生まれの画期的な日よけ

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セキスイハイムサプライのエアリーシェード
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連日猛暑日が続く中、木陰で一休みしたいと思う人も多いだろう。セキスイハイムサプライは木陰にいるような居心地になる画期的な日よけを出展。現在、自治体などから問い合わせが殺到しているという。

その製品は「エアリーシェード」と名付けられ、京都大学の酒井敏教授の理論に基づいて共同で開発されたもの。一つの大きさは縦245mm、横470mm、高さ108mmで、菱形のピラミッドのような形をしており、その中は穴だらけというか隙間だらけなのだ。それをいくつも組み合わせて日よけをつくる。

実はその隙間に大きな意味があるという。「夏場の一番暑いときに日射しを遮る構造で、多くの隙間が空いていることによって、熱がこもることなく、さわやかな風が通り抜けるようになっているのです。チリチリした暑さを感じる近赤外線も約95%カットするので、この下は森の中にいるような感覚になると思います」と同社関係者は説明する。

反対に太陽高度の低い冬場は、多くの光を取り込める構造になっているのだ。そのため、エアリーシェードを下から見ると、角度によって空が見えたり、見えなかったりする。すでに設置したところでは、その下が憩いの場所になっているそうだ。

そのほか、このエアリーシェードに鳥が止まることがないので、糞害で悩まされる心配もない。まさしく一石二鳥と言える日よけかもしれない。「最近は幼稚園からの注文や問い合わせが増えています」と同社関係者。価格は1坪で21万円超と少し高いが、都市部のヒートアイランド対策として有効な製品と言えるだろう。

《山田清志》

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