ボーイングのグローバル・ポジショニング・システム(GPS)が、4番目のGPS IIF人工衛星がアメリカ空軍のネットワークで運用が開始された。これにより、各種のGPS端末の精度と信頼性が向上するという。
5月19日に打ち上げられたこの衛星は、衛星を安定させる19日間のチェック作業と搭載ナビゲーションの作動を経て、6月21日の時点で通常の動作にセットされた。
「ネットワークに加えたそれぞれのIIFによって、空軍とボーイングは世界中の利用者に、正確なGPSナビゲーションと時間情報を提供する」とボーイングの宇宙&情報システム事業部長兼副社長であるクレイグ・クーニング氏は語った。
新しい人工衛星の正式な名称は「SVN-66」であり、それは現在活動中の31人工衛星ネットワークの一部となった。次のGPS IIF、12台の予定の中の5番目の衛星は、この10月に打ち上げが予定されている。