【メルセデスベンツ Eクラスクーペ 試乗】路面に即した乗り心地を瞬時に提供してくれる…竹岡圭

試乗記 輸入車
メルセデスベンツ Eクラスクーペの2014年モデル
  • メルセデスベンツ Eクラスクーペの2014年モデル
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先日、『Eクラス』のセダンとワゴンが2000箇所以上にも及ぶビッグマイナーチェンジを受けましたが、それに合わせてメルセデスベンツEクラスクーペもマイナーチェンジ。実はクーペは先代の『Cクラス』ベースのクルマですが、顔は名前の通りEクラス顔になりました。

操作系も今まではフロアシフトが採用されていましたが、ステアリングからレバーの生えたいまどきのメルセデス方式のシフトレバーとなり、上質感がグッと向上。クーペらしいエレガントな雰囲気になって心地よいドライブが楽しめるようになったんです。

試乗した場所は、ドイツのハンブルク。ハンブルクは、欧州で2番目に大きな港湾都市なんですって。そこをスタートし、ズィルト島というドイツの高級リゾート島を回り、またハンブルクに戻るというコース。なんだかクーペに似合うシチュエーションでは、ありませんか。

とはいえ、セレブリティな雰囲気はとともに、アウトバーンを含む高速セクションと、田舎町の荒れた路面など、クルクルと表情が変わるコースで、メルセデスベンツの走りも堪能してくださいということなのでしょうが、さすがはクーペと名乗るだけのことはあり、いちばんの感動ポイントは乗り心地のしなやかさ。

セレクティブダンピングシステム搭載アジリティコントロールサスペンションの標準装備のマッチングがよくて、路面に即した乗り心地を瞬時に提供してくれたのがいちばん印象に残りました。

やっぱりクーペは身も心もエレガントな気分にさせてくれなくっちゃね!

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフを楽しもう!」「クルマとエコと生活と」をモットー&テーマに、自動車専門誌を中心に、女性誌、TV、新聞、ウェブなどさまざまな媒体で、「世界中で書いて・喋って・走って」活躍する女性モータージャーナリスト。ラジオのパーソナリティ、TVのワイドショーやバラエティ番組にも出演する。インプレッションのほか、チャイルドシートやカーグッズ、クルマ旅行など、カーライフ全般を女性の視点からレポートする。国や都道府県、高速道路会社等の審議会や委員会の委員を兼任。自動車大学校の特別講師も務める。モータースポーツでは、ドライバーとして耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦する。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

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