韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは6月3日、5月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は、5月の新記録となる6万8358台。前年同月比は2%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
乗用車系では、小型車の『エラントラ』が2万5090台と牽引。前年同月比は32.9%増と、11か月連続で増加した。これは5ドアハッチバックの『エラントラGT』と、2ドアクーペの投入の効果もある。
一方、主力中型セダンの『ソナタ』は5月、2万0194台にとどまった。前年同月比は2.8%減と、5か月連続で前年実績を下回る。入門コンパクトカーの『アクセント』も、前年同月比9.5%減の5578台と、9か月連続の前年割れ。大型セダンの『アゼーラ』も、新型が前年同月比18.3%減の861台と失速した。
また、高級4ドアサルーン&2ドアスポーツクーペの『ジェネシス』は、2767台を販売。前年同月比は27.7%減と3か月連続のマイナスとなった。コンパクトスポーツクーペ、『ベロスター』も2826台にとどまり、前年同月比は22%減と、4か月連続で前年実績を下回る。
SUV系では、新型『サンタフェ スポーツ』を投入した『サンタフェ』シリーズが、前年同月比3.4%増の7116台と、9か月連続で増加。『ツーソン』は21.1%減の3664台と、4か月連続の前年実績割れ。
ヒュンダイモーターの2013年1‐5月米国新車販売は、前年同期比1.1%増の29万6003台。ヒュンダイモーターアメリカのジョン・クラフチック社長兼CEOは、「我々の工場では記録的な需要に対応して、フル生産を続けている」と明かしている。