【NASCARキャンピングワールド 第6戦】トヨタ、カイル・ブッシュが2連勝

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カイル・ブッシュ
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NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第6戦「Lucas Oil 200」が5月31日、ドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。

30日の2度の練習走行を経て、31日午前10時5分から予選が行われ、ルーキーのダレル・ウォレス・Jr.がシリーズ史上最年少記録(19歳7か月24日)となるポールポジションを獲得。 前戦久しぶりの勝利を挙げたカイル・ブッシュが5番手、第4戦勝利のマット・クラフトンが7番手、ジャーマン・キロガが8番手、開幕2連勝を挙げたジョニー・ソーターが10番手につけ、10台の“トヨタ タンドラ"が決勝に進んだ。

併催のネイションワイド・シリーズとスプリント・カップ・シリーズの練習走行、予選を経て、午後5時13分に1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。 1周目にいきなり、14番手スタートのティモシー・ペターズが他車と接触してスピン。後続も混乱に陥ったが、大きなクラッシュはなく再スタート。ペターズと、巻き込まれたジョン・ウェス・タウンリーは最後尾近くまで順位を落としてしまった。

ポールポジションスタートのウォレス・Jr.は首位を快走。幾度かのイエローコーションでもウォレス・Jr.は首位の座を譲らず、その後方で2位のクラフトンにKy.ブッシュが追い着き2位争いを展開した。

82周目にクラフトンをかわし、2位に浮上したKy.ブッシュは、チームメイトでもあるウォレス・Jr.を猛追し、テール・トゥ・ノーズ状態に持ち込んだが、イエローコーションが出ないまま、114周目にグリーンピット。ウォレス・Jr.も117周目にピットへ向かい、この日初めて首位を明け渡すこととなった。

前半連続したイエローコーションでピット作業をずらしたデイビッド・スターらがその後もコースに留まり首位に立ったが、ついにスターがグリーンピットを行うと、Ky.ブッシュが首位に浮上。これをウォレス・Jr.とクラフトンが追い、“トヨタ タンドラ"がトップ3を占めての後半戦となった。

159周目に4度目のイエローコーション。全車最後まで走れるだけの給油とタイヤ交換を行い、クラフトンがトップ、Ky.ブッシュ2位、ウォレス・Jr.が3位で再スタート。クラフトンは首位を逃げたが、この日後半に入りますます速さを増したKy.ブッシュを抑えることはできず、168周目にKy.ブッシュが首位浮上。

181周目にこの日5度目のイエローコーション。上位勢はコース上に残ったが、唯一ウォレス・Jr.がピットへ向かい、タイヤを4本交換。9位へと後退したが、新しいタイヤで終盤の逆転を狙った。Ky.ブッシュが得意の再スタートを決め、そのままレースは終わるかと思われたが、残り8周でクラッシュした車両によりイエローコーション。レースは最後の4周スプリントに。

再スタートでクラフトンが追い上げを狙ったが届かず、Ky.ブッシュが逃げ切りトップでチェッカー。前戦シャーロットに続き、シリーズ2連勝で今季2勝目を挙げた。2位にはクラフトン。序盤のスピンから追い上げたペターズが6位、ソーターが7位、ジョーイ・コールターが8位、ウォレス・Jr.が10位、タウンリーが11位で続いた。

今大会の結果、ドライバーズランキングではクラフトンが2位との差を広げ首位をキープ。ソーターとウォレス・Jr.も2つずつ順位を上げ、それぞれ4位、8位へと浮上した。

次戦第7戦は6月7日に米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

■第6戦 Lucas Oil 200 決勝結果
1位:カイル・ブッシュ トヨタ
2位:マット・クラフトン トヨタ
3位:ライアン・ブレイニー フォード
4位:チェイス・エリオット シボレー
5位:ブレンダン・ゴーアン シボレー
6位:ティモシー・ペターズ トヨタ

■ドライバーズポイント
1位:マット・クラフトン トヨタ 245P
2位:ジェブ・バートン シボレー 215P
3位:ブレンダン・ゴーアン シボレー 210P
4位:ジョニー・ソーター トヨタ 202P
5位:ライアン・ブレイニー ダッジ 201P
6位:ジェームス・ブッシャー シボレー 200P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:トヨタ 49P
2位:シボレー 35P
3位:フォード 30P
4位:RAM 15P

《纐纈敏也@DAYS》

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