ISS第44/45次長期滞在クルーの油井宇宙飛行士、ソユーズ宇宙船の訓練中

宇宙 テクノロジー
油井宇宙飛行士がソユーズ宇宙船のシミュレータで操作方法を訓練している様子。GCTCにて2013年2月に撮影されたもの。
  • 油井宇宙飛行士がソユーズ宇宙船のシミュレータで操作方法を訓練している様子。GCTCにて2013年2月に撮影されたもの。
  • GCTCでの訓練開始にあたり、ロシアの関係者を前に挨拶する油井宇宙飛行士。2013年2月に撮影。
  • 射点に立つソユーズTMA-08M宇宙船(34S)を搭載したソユーズロケット。油井宇宙飛行士もソユーズ宇宙船でISSへ向かう予定だ。バイコヌール基地にて2013年3月に撮影された。
  • フェアリングに収納されるソユーズ宇宙船(34S)。バイコヌール基地にて2013年3月に撮影された。
  • ISSとドッキングしているソユーズ宇宙船(31S)とプログレス。2012年7月に撮影された。
  • まだ宇宙飛行士候補生時代に、初めて宇宙服を着て水中での初船外活動訓練を行う油井宇宙飛行士。2010年6月に撮影された。

JAXAは5月22日、同機関に所属する日本人宇宙飛行士たちの4月の活動レポートを公開した。若田宇宙飛行士に引き続き、油井亀美也(ゆい・きみや)宇宙飛行士の活動を報告する。

JAXA 有人宇宙ミッション本部 宇宙飛行士運用技術部に所属する油井宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)の第44/45次長期滞在が2012年10月に発表され、それに向けた訓練を継続中だ。第44/45次長期滞在は、2015年6月頃から約6か月間となる。

油井宇宙飛行士はこのミッションが初めての宇宙飛行となり、長期滞在中はフライトエンジニアとして、ISSの運用、宇宙環境を利用した化学実験などを担当する予定だ。

油井宇宙飛行士は3月末に米国からロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center:GCTC)に移動。4月は、ソユーズ宇宙船の姿勢制御や軌道制御に関連するシステムについての訓練を受けた。

講義やシミュレータを使用した訓練を通して、ソユーズ宇宙船の姿勢変更時や軌道変更時に状況が次々と遷移していく中において、クルーが取るべきシステムの操作に関する知識・技術を深めた形だ。

《デイビー日高》

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