マセラティとB&W音のコラボ「7つのエンジン音で音楽を作った」

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表参道Rギャラリーで行われた「Seven Notes」イベントの様子
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5月23日、マセラティとイギリスのホームオーディオブランドであるBowers & Wilkins(以下B&W)は、両社のコラボレーションを記念した「7つの音(Seven Notes)」イベントを表参道Rギャラリーにて開催した。

スピーチの中でB&Wブランドディレクターのダニエル・ハイキン氏は、「マセラティとのミーティングでイタリアを訪れた時、両ブランドには共通点があることに気づいた。お互いにエンジニアリングを重視し、かつデザインを大切にしている」と両社のパートナーシップは共通する価値観のもとに結ばれていることを強調した。

マセラティの室内で、ケブラーコーンユニットによるB&Wサウンドが鳴った

イベント会場に展示されたのは、『クアトロポルテGT S』にオプションのB&Wオーディオシステムが装着されたモデル。高音域をアルミドーム、中音域をB&Wの特徴であるケブラー、低音域を担当するのはロハセルというカーボン素材からなる15のスピーカーユニットはすべてB&Wによって生産される。これらスピーカーユニットはハーマンによって提供される16チャンネルのデジタルアンプとDSPによる音場コントロールテクノロジーによって駆動されるが、トータルのサウンドデザインはB&Wの800シリーズを担当するスタッフたちによって行われている。クワトロポルテGT Sの場合V8モデル(1690万)には42万のオプション、今後導入される予定のV6モデルには50.6万円でオプション装着できる。

実際にクワトロポルテの後席で試聴したが、その音は中音域の質感と全域にわたる解像度がまさにB&Wサウンド。ケブラーコーンのミッドレンジユニットが効いていると感じた。

マセラティのエンジン音で音楽をつくった「Seven Notes」

イベント会場の2階には7機の黒いB&W CM8が一列に並んでいた。マセラティとB&Wのパートナーを記念して「Seven Notes」という音のオブジェを再生する装置だ。創りだしたのは、音楽家でもありプロデューサーでもあるハウィー・ビー氏。

「マセラティの人々はエンジンは音色なんだと言って、楽器のようにエンジン音をチューニングしているのを知ってひらめいたんだ。"音楽をつくろう"と。エンジン音から7つの音階を取り出し、3人のコーラス、ピアノ、ドラム、ベースといっしょにセッションを組んだ。文字通りエンジン音は音楽になった」

この珍しいエンジン音と楽器、肉声からなる音楽はSeven Noteのwebサイトで聞くこともできる。さらにオーディオセットでダウンロード再生することも可能だ。

会場では『P5 Maserati Edition』と『805 Diamond Maserati Edition』の展示も

B&Wでは、マセラティとのパートナーを記念したモデルを2つ用意している。同社の最高級モバイルヘッドフォンの『P5』とブックシェルフスピーカーの最上位モデルの『805 Diamond』にそれぞれマセラティエディションが台数限定で販売される予定だ。P5 Maserati Editionはブルーブラックの皮を利用した外装とマセラティエンブレム。そして同色のキャリングケースが付属して音質は変わらない。価格は未定。一方、ブックシェルフスピーカーの805 Diamond Maserati Editionはバッフル面と一分上部をレザー張りの意匠にするなど、音質面にも大きな影響が出そうなスペシャルエディションとなっている。オリジナルデザインのマセラティエンブレム入りスピーカースタンドもセットで販売されるとのこと。しかし、まだデザインのみの完成で音を出すことができる個体は開発室にしか無いとのこと。価格も販売台数も決まっていない。

《三浦和也》

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