フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは5月20日、新型『ゴルフ』の販売を6月25日から開始すると発表した。価格は249万~299万円で、旧モデルに対して6万~13万円の引下げとなる。
VWジャパンの庄司茂社長は同日都内で開いた新型ゴルフ発表会後のグループインタビューで価格設定について「特に前モデルからいくら下げようというところは我々大きく意識しなかった。やはりお客さまが一番反応しやすい価格帯というのを意識した」と強調した。
庄司社長は「輸入車の価格設定は、本当に難しい時期に来ている。他社も思い切った価格設定しているが、実は(価格を)低くすれば多く売れるというわけでもないなというところで、その辺の微妙な舵取りが一番大事なところになってきている」と説明。
その上で「反応の良い価格帯にぶつけることができるか、こういう考え方からやっている。(最上級グレード)『ハイライン』の300万円を切った価格設定なんていうのはまさしくそれ。戦略的といえば戦略的だが、我々としては考えに考え抜いて、そこにズバリ落とそうと思っていた値段」と述べた。