GMの第1四半期決算、純利益は10.6%減

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米国の自動車最大手、GMは5月2日、2013年第1四半期(1-3月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は前年同期比2.4%減の369億ドル(約3兆6665億円)。また、純利益は11億8000万ドル(約1172億円)で、前年実績に対して10.6%の減益となった。

減収・減益となった背景は、信用不安の欧州での販売不振。GMの欧州部門にはオペルがあるが、そのオペルの販売が、伸び悩んだのが響いた。欧州事業は第1四半期、1億7500万ドル(約175億円)の赤字を計上。

2013年第1四半期の世界新車販売台数は、236万0958台。前年同期比は3.6%増だった。市場別では、北米が76万1616台でトップ。前年同期比は8.2%増と、好調な米国経済を背景に、新車販売を伸ばした。一方、信用不安が続く欧州は37万2634台。前年同期比は6.4%のマイナス。南米も23万4474台にとどまり、前年同期比は5.3%減と落ち込む。

また、アジア太平洋地域やアフリカ、中東では99万2234台を販売。前年同期比は6.9%増と伸びた。これは中国が、前年同期比9.6%増の81万6373台と、過去最高を達成したのが大きい。

GMのダン・アカーソン会長兼CEOは、「世界市場でのシェア拡大に向けて、まずまずのスタートを切った。今後も世界の顧客に魅力的な新型車を届けていく」と述べている

《森脇稔》

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