ロータスの鬼門はピレリのミディアムタイヤ

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ピレリ F1 イメージ
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  • ロータスF1の2013年型マシン「E21」
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ピレリの難解なミディアムコンパウンドタイヤの秘密を解き明かすことが、キミ・ライコネンのグリッドポジション前進、ひいては優勝に必要な条件だとロータスは考える。

2013年のタイトルレースは、現在セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がリードし、ライコネンはこれを10ポイント差で追っている。オーストラリアGPで優勝はしたものの、ライコネンはその後のレースでスタートポジションの低さが原因となり、ポイントの積み増しを思うに任せない状況に置かれている。ライコネンが唯一フロントローを確保した中国GPでは、スタートの出遅れでチャンスを逸してしまった。

チーム代表エリック・ブリエは、チームが現在直面する状況は、昨年のタイヤトラブルとは違い、今年特定のものだという。具体的に言えば、特定コンパウンドのタイヤが予選パフォーマンスに強く関連していると語る。

「ミディアムタイヤを履いて走る際のマシンバランスが問題なのです。中国GPで結果が出せなかった原因もこれです。(ミディアムでの)ドライビングが非常に困難だったとドライバーたちから報告を受けています。われわれとしてはミディアムタイヤの挙動をもっと深く理解し、どんな路面温度の条件でも上手に使う方法を知りたいと願っています」

ピレリのミディアムタイヤは、マレーシアとバーレーンGPで一般的な予選チョイスとなり、オーストラリアGPではスーパーソフトが、中国GPではソフトが選ばれた。

「この問題の答えは見つかると思っています。昨年よりロータスの戦闘力は向上しています。2012年の経験が活かせた背景には、ドライバーラインナップの安定性も挙げられるでしょう。大丈夫、ロータスは強くなります」

ちなみに、ピレリはすでに今年のタイヤラインナップすべてを実戦に投入しているが、その中でライコネンがミディアムタイヤを予選で使わない場合に限って良いグリッドを手に入れる傾向が見て取れる。

《編集部》

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