ボーズ・オートモーティブは、ソウルモーターショー2013の日産とシボレーの各ブースに同社システムを出展。いずれも試聴体験を通してボーズサウンドの魅力を体験できるプログラムが披露された。日産ブースではVideoWave II system などホーム用システムも体験できた。
日産ブースに出展されたのはアルティマに搭載された全9スピーカーのシステム。ダッシュボードにはセンタースピーカーを含む80mm口径のネオジウム・ミッド/ハイレンジスピーカーを3個、リアトレイには150×230mmの楕円型ウーファー2個を組み込み、左右ドアには165mm口径のネオジウム・ワイドレンジスピーカーを各ドアに1個ずつインストールする。これらスピーカーは、リアトレイに組み込まれたデジタルアンプによって駆動される。なお、アルティマには本システムが標準で搭載される。
一方、シボレーブースではエントリーSUV・TRAXに搭載したシステムを出展。車格に合わせ、アルティマに比べるとシステム全体がコンパクトだが、それでも容量8リッターのエンクロージャーに収めたサブウーファーを含め、全6スピーカーを搭載。走行中でも迫力たっぷりのサウンドが楽しめるという。
今回は準備の関係でアルティマのみが試聴できたが、実はこのアルティマは5代目となるモデル。ストリーミングオーディオが楽しめる最新のオーディオシステムを搭載し、そのサウンドを盛り立てるのがボーズサウンドシステムというわけだ。再生が始まると、歯切れのいい重低音と明瞭な中高域で予想通り。リアリティに富み、数分間のデモ映像とともに気分はどんどん高揚してくる。これが実際の走行シーンでないのがとても残念に思えたほどだ。このシステム、アメリカ仕様とまったく同一で、そのまま韓国内でも標準搭載して販売されるという。