しなの鉄道は3月27日、北陸新幹線の開業に伴いJRから経営を引き継ぐ信越本線長野~妙高高原間37.7kmについて、路線名を「北しなの線(きたしなのせん)」にすることを取締役会で決定した。
しなの鉄道は、長野県などが出資する第三セクターとして1996年に設立。1997年の北陸新幹線高崎~長野間(愛称「長野新幹線」)開業に伴い、並行在来線である信越本線軽井沢~篠ノ井間65.1kmの経営を引き継いだ。
2015年春には北陸新幹線長野~金沢間が延伸開業する予定で、これに伴い信越本線長野~直江津間75.0kmと北陸本線金沢~直江津間177.2kmもJRから経営が分離される。このうち長野県内の長野~妙高高原間はしなの鉄道が経営を引き継ぐことになり、同社は2012年11~12月に同区間の路線名を一般から募集。2月に開催された選定委員会で路線名の候補を選定し、このほど北しなの線に決めた。応募総数は2437通だった。