ルノー・ジャポン、2012年は前年比1.3%増の3108台

自動車 ビジネス 企業動向
ルノー・ジャポン、2012年は前年比1.3%増の3108台
  • ルノー・ジャポン、2012年は前年比1.3%増の3108台
  • ルノー・ジャポン代表取締役社長の大極司氏

ルノー・ジャポンは『カングークルール』を2月22日より発売を開始。その発表会場にて、昨年の振り返りを行った。

ルノー・ジャポンは2006年から日産自動車の子会社である日産トレーディングの一事業部として活動を行ってきた。これは、ルノー・日産のアライアンスシナジーの向上と、効率化が目的であった。この目標が達成されたことから、2012年、日産トレーディングから独立、日産自動車100%子会社のルノー・ジャポン株式会社となった。

同社代表取締役社長の大極司氏は、「新たに販売拡大、それからルノーブランドの確立に力を入れていきたいと考えた結果です」と述べる。そして、「この独立を機会に我々のブランドメッセージを一新。“Vis Tes Passions 好きを、走れ”とし、昨年から心機一転取り組んでいます」という。これは、ルノー・ジャポンとして、クルマと一緒に楽しむといったライフスタイルを提案したいという想いの表れであり、「好きな洋服や、好きな道具、そういったものと同じようにクルマも、楽しいライフステージに欠かせないものだと思いますので、そういった楽しいクルマを提供していきたい。そういった想いをこのブランドメッセージに込めています」と話す。

そのライフスタイルの提案として、カスタマーイベント等を多く開催している。その一例として、カングージャンボリーがあり、大極氏は、「昨年はカングーが450台、ルノー車を全部合わせて650台、1000人以上のユーザーが集まり、非常に大きなイベントになりつつあります。今年はもっと大きく育てていきたいと思っています」。さらに、サーキットイベントも岡山と富士スピードウェイにて開催しており、これらのイベントに毎年毎年力を入れていきたいとする。

そして、販売状況については、昨年は新型車の投入はなかったものの、「マイナーチェンジを5モデル、限定車、グレード追加等で販売の下支えをして、ドイツ車では大量の新型車投入やエコカーが投入されている中で、必死に頑張り何とか前年比1.3%、3108台と3年連続の前年比増を果たしました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集