米国で1月14日、開幕したデトロイトモーターショー13。BMWのブースでは、『M6 グランクーペ』が初公開された。
M6グランクーペは、『M6』シリーズに加わる第3のバリエーション。M6には、2ドアクーペと、2ドアカブリオレの2種類が用意されていた。M6 グランクーペは、4ドアの『6シリーズ グランクーペ』をベースに、高性能化を図ったモデル。
エンジンは、クーペやカブリオレと共通で、BMW M社がチューニングした直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボ。このエンジンは、最大出力560ps/6000-7000rpm、最大トルク69.3kgm/1500-5750rpmというパワフルさだ。
トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「M DCT」。M6 グランクーペは0-100km/h加速4.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。オプションのMドライバーズパッケージでは、リミッターの解除が可能。最高速は305km/hとなる。
足回りには、ダイナミックダンパーコントロールや20インチタイヤを装着。Mカーボンセラミックブレーキも用意される。内外装はM流儀の専用デザイン。軽量化のために、カーボンファイバー製ルーフやCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製ディフューザーなども採用された。
デトロイトモーターショー13のプレスカンファレンスには、BMWグループのイアン・ロバートソン営業担当取締役が登場。「M6グランクーペは、息を飲むパフォーマンス、洗練された技術、ラグジュアリーな運転体験の3つで構成されたモデル」と語っている。