【東京オートサロン13】アバルト、スーパー耐久選手権へ参戦…将来はレーサー育成へ

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フィアットクライスラージャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス ヘグストロム氏とアバルトドライビングファンスクール講師陣
  • フィアットクライスラージャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス ヘグストロム氏とアバルトドライビングファンスクール講師陣
  • アバルトドライビングファンスクールの講師で、スーパー耐久に挑戦する福山英朗氏(中央)、桧井保孝氏(右)、大文字賢浩氏(左)

フィアットクライスラージャパンは、東京オートサロン13において、2013年のスーパー耐久シリーズへ、アバルト『695アセットコルサ』で参戦する“ムゼオチンクエチェントレーシングチーム”をサポートすると発表した。

「昨年アバルトはこの会場において、新しいマーケティング活動であるアバルトドライビングファンスクールの開催を発表し、全国のサーキットで計6回開催ました」とは同社本部プロダクト・マネージャーの海谷博樹氏。「アバルト車の真のパフォーマンスを余すところなく体験できる場として、また、クルマとの真剣な対話を通じて、ドライビングスキルを大きく向上させることが出来る場として、多くのアバルトファンに高い評価を得ており、引き続き、本年もアバルトドライビングファンスクールを実施する予定です」とする。

そして、「当スクールの講師である福山英朗氏、桧井保孝氏を中心に、新たにレーシングチームが結成され、アバルトのレース専用車である695アセットコルセを使用して、スーパー耐久選手権に参戦すること、そしてその当スクールの講師陣で結成されたチームの参戦をアバルトドライビングファンスクールがサポートすることになりました」

ドライバーの福山英朗氏は、「アバルトは昨シーズン、ファンスクールということで皆さんの運転の上達と、サーキットで楽しく走るというお手伝いをしてきました」と述べ、「その中で、アバルトの軽快な動き、スパルタンな情熱、高い車体剛性をすごく感じました。それらを使って、日本のレースに挑戦してみたいと思っています」と話す。また、「そのレースで、アバルトの優秀性を披露すると同時に、もっともっと皆さんに走りを楽しんでもらう活動にもつなげていきたいと思っています」とする。

そして、「レース参戦のみならず、ファンスクールももっと拡大して、そして、その中から生まれたドライバーがレーサーとしてデビューしていく。そういったサクセスストーリーまで模索していきたいと思っています。まず初年度の成績はもうひとつ先に置かなければなりませんが、ファンと一緒に楽しんで走る、ファンと一緒に一喜一憂、感動を共にするというそういったレース活動にしていきたいと思っています」と意気込みを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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