JX日鉱日石、ENEOS Dr.Driveを15年ぶりにリニューアル

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ENEOSサービスステーション・リニューアル後イメージ
  • ENEOSサービスステーション・リニューアル後イメージ
  • Dr.Drive・新ロゴ
  • SS併設型水素ステーション(イメージ)

JX日鉱日石エネルギーは、「Dr.Drive」のリニューアルなど、今後のサービスステーション(SS)戦略を発表した。

同社は、現在策定中の第2次中期経営計画(2013年度〜2015年度)において、ENEOSサービスステーション戦略として、「Dr.Drive」のリニューアルによる利便性向上や「震災時給油可能SS」の機能向上による緊急時における供給体制の強化、「SS併設型水素ステーション」の整備による燃料電池自動車(FCV)の普及促進に取り組む。

Dr.Driveは、1998年の1号店誕生以来、「あなたの愛車のホームドクター」をキャッチフレーズに、給油のほか、国家資格整備士の在籍により、車検から日常の安全点検・洗車まで顧客のカーライフをトータルでサポートするSSとして全国展開してきた。

今回、約15年ぶりに、ロゴ、看板、塗装を一新するとともに、サービスルームの快適性向上、洗車、コーティング(DDキーパー)エリアの増設による待ち時間短縮、整備室の見える化による信頼感向上などにより、従来からの「技術力」に加え、「信頼性」や「快適性」をプラスし、サービス向上を目指す。

震災時給油可能SSは、小型の緊急用発電機等を常設し、大地震等の災害による停電時においても、緊急車両や被災地域住民等緊急度の高い人々への継続的な燃料油供給を目的に、2006年より整備・展開してきたもの。今後は、大規模地震が想定される地域において、発電機等の能力を向上した震災時給油可能SSを、2015年度までに100か所程度設置することで、より継続的な燃料油供給を可能とする体制を強化していく。

SS併設型水素ステーションは、ガソリンや軽油の計量機と、FCVへの圧縮水素充填設備を併設したSS。同社では、今年3月に神奈川県、愛知県の2か所にオープンを予定しているが、今後、自動車メーカー各社がFCVの市場投入を予定している2015年度までに、さらに設置を進め、燃料電池自動車の普及を後押ししていく。

このほかにも、Dr.Driveへの軽板金サービス導入の仕組み作り、Tポイント機能など新たな機能を搭載したクレジットカード、スマートフォン等を利用した「ワンタッチ給油」が可能な新POSシステムなどの検討・開発を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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