マツダの山内孝社長は20日発表した新型『アテンザ』について「4リッターV8ガソリンエンジン並みのトルクを発揮しながら、ハイブリッド車並みの燃費を達成した」と強調した。
山内社長は同日、都内開いた発表会で「減速エネルギー回生システム『i-ELOOP』を日本では全車に標準装備とした。i-ELOOPは乗用車としてはマツダが世界で初めて蓄電器にキャパシタを採用したもので、(アイドルストップ機構)『i-stop』との組み合わせにより、約10%の燃費向上に貢献する」と述べた。
さらに「2.2リッターディーゼルエンジンを始めとするフルスカイアクティブ技術の採用により、先代アテンザと比較してSKYACTIVガソリン車は約30%~40%の燃費向上。SKYACTIVディーゼル車は2.5リッターガソリンモデルと比べ70%以上の燃費向上を実現した」と指摘。
その上で「新型アテンザはSKYACTIVディーゼルで4リッターV8ガソリンエンジン並みのトルクを発揮しながら、(JC08モード燃費)リッター22.4kmと同クラスのハイブリッド車に匹敵する燃費を達成した」と胸を張った。