トーヨーマルクは、北陽実業との共同開発で、純国産・金属製の水車型小水力発電用ユニット試作機の設計・製造を完了させた。
ユニットは、河川、農業用水路、公園、工場などへの設置が可能で、水利権を持った自治体、法人、団体などが主な販売対象となる。
今回完成させた試作機は、水車直径4メートル・幅1メートル、1分間に300回転した際の出力が10キロワット、最大20キロワットまでの対応を可能としている。
両社は今後、顧客の要望により、出力、水車の大きさなどの仕様を決めて受注を開始。受注生産時の1台あたりの最大対応可能出力は50キロワットまでとなる。
20キロワットの場合、価格は3000万円(工場渡し)、全量売電の場合、償却期間は5年〜6年となる見込み。