日産自動車は8月28日に、新型『ノート』の発表会を生産工場である日産自動車九州(福岡県苅田町)で行った。出席した志賀俊之COOは、「スーパーチャージャー搭載によってダウンサイジングし、燃費はクラスでナンバーワンとなった。国内の小型ハッチバック市場の熾烈な競争にも十分、伍していけると確信している」と述べた。
新型ノートは2005年1月に発売した初代モデルから7年半ぶりの全面改良となる。志賀COOは、「爽快な走りなどが評価された初代に、更に磨きをかけ、取り回しの良さや広い室内空間を確保した。エンジンは1.2リットルとしたが、1.5リットル並みのトルクで力強い走りを実現した」と、強調した。
新モデルは、海外の一部地域では異なる車名で発売し、年間35万台の販売を目指す規模の大きいグローバルモデルに育成する。国内ではモデルサイクル中に月平均1万台の販売を打ち出しているが、志賀COOは9月3日の発売後、13年3月までの今年度は「10万台以上を販売していきたい」と、強気の計画を示した。