オリックスは、日成ビルド工業と、全国のマンション管理組合に向けた機械式駐車場装置の販売について協業することで合意したと発表した。
1980年代における分譲マンションの建設ラッシュから30年以上が経過。多くのマンションが大規模な修繕工事の局面を迎えているが、約43%のマンション管理組合では、修繕積立額の不足懸念を抱えており、特に費用負担の大きい機械式駐車場装置の入れ替えを踏みとどまる傾向にある。
今回、日成ビルド工業の「立体駐車場事業」とオリックスの「金融機能」を融合。マンション管理組合の資金計画を支援し、円滑な修繕を推進する。
具体的には、マンションの機械式駐車場装置を入れ替える際に、オリックスのリース・割賦スキームを活用。マンション管理組合は高額なイニシャルコストの負担を軽減。毎月一定額を駐車場使用料などの収入から返済に充当することができる。
さらに、日成ビルド工業の最新の機械式駐車場導入で、電気料金やメンテナンス費用などのランニングコストを抑制。マンション管理組合の収支改善も期待できる。