【日産 NV350キャラバン 新型】広くて使い勝手の良い荷室空間

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日産・NV350キャラバン バン DX ハイルーフ
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  • 日産・NV350キャラバン バン プレミアムGX
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フルモデルチェンジした、日産『NV350キャラバン』の荷室長は、先代から250mm拡大し、3,050mmとなった。

「2,800mmぐらいのところでは、どうしても積めない、あるいは、積めないことによる不安感も含めたユーザーの声がありました」と先代を振り返るのは、LCV事業本部商品戦略・企画グループチーフ・プロダクト・スペシャリストの八木則彦氏。そこで、「何とかエンジンの位置を含め、フロントオーバーハングを縮めながら(荷室を)拡大しました」と話す。

NV350キャラバンのアピールポイントのひとつに、“広くて使い勝手の良い荷室空間”がある。「長くなった荷室だけでなく、使い勝手の良い、ユーザーがアレンジしやすい荷室を提供します」と八木氏。実際の使用状況を調査すると、「バンの荷台は、必ずといっていいほど、何らかのアレンジがされていました。棚を付けているユーザー、工具を吊るしているユーザーなど。そして、色々な細工がしやすいように、新車で買った時にボディにドリルで穴を開けるなどで、棚を取り付けたりしているのです」。

そこで、何を提供すればユーザーのニーズに応えられるのかを考えた。その結果、「棚を設けるユーザーが多いから棚を設定するのではないことに気付きました。そのような棚はユーザー自身が独自のアレンジをされているので、われわれがピカピカの棚を提供しても、“いや、こんなものオレには使い勝手が悪い”となってしまうのです。であれば、その下準備として棚なり何なりのアレンジがしやすいような細工をしようと考え、ボディサイドに多くのナットを埋め込んだのです」という。

八木氏は、「ロングボディでは、ルーフサイド部に16個、ウェスト部に8個とかなり多くの数のナットが提供できました。もちろん、これで十分だとは考えていませんが、これまでのクルマに比べたら大幅にアレンジがしやすく、新車で買っていきなりドリルで穴を開けられることもないかなと思っています」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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