【人とくるまのテクノロジー12】ZMP、死角に入った車両の検出実験に成功

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ZMP、OpticalFlow-Zの実車実験の様子
  • ZMP、OpticalFlow-Zの実車実験の様子

ZMPは、超小型高速組込みオプティカルフローセンサモジュール「e-nuvo OpticalFlow-Z」を実車に搭載した実験を実施。追い越し車両の検出に成功した。

OpticalFlow-Zは、カメラ・FPGA・メモリを一体とした5cm角の組込みセンサモジュールで、FPGAにて実装したオプティカルフローにより最大240fpsの高速計測を可能としている。

実験は、2台の自動車を用い、左車線を走行している車両を、右車線から別の車両が追い越すというケースを想定。左車線を走行する車両の右側面にOpticalFlow-Zを取付け、死角に入った車両の相対速度を検出、後方から接近する車両は赤色で表示するように設定した。

OpticalFlow-Zは、負荷の高いオプティカルフロー演算をPCを用いずに小型の組込みモジュールで実現。自動車だけでなく、二輪車、福祉用車両、移動ロボットなどにおいて死角に入った車両や障害物の検出といった用途での利用を可能としている。

ZMPは、5月23日から25日にパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2012」に出展。OpticalFlow-Zの展示・デモを行う。

《纐纈敏也@DAYS》

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