中国の北京汽車(BAIC)は4月23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、新型車の『C50E』と『C51X』をワールドプレミアした。
C50Eは小型セダン、C51Xは小型クロスオーバー。両車はともに、2011年12月に破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)の車台や技術をベースに開発された。
サーブは2009年12月、経営再建に向けたリストラ策の一環として、一部資産を北京汽車に売却すると発表。その内容は、サーブが北京汽車に、『9-3』に関する知的財産権や、パワートレーン技術などを譲渡するというものだ。
北京汽車は今回、サーブ9-3の車台やエンジンを利用した小型セダンと小型クロスオーバーを開発。それぞれ、C50E、C51Xとして、北京モーターショー12で初公開したのである。
両車は、サーブ9-3の面影を全く感じさせない仕上がり。サーブから導入した技術を、フル活用した2台といえる。