23日、中国で開幕した北京モーターショー12。中国の中堅自動車メーカー、力帆汽車のブースでは、『320』と呼ばれるコンパクトカーが注目を集めた。
力帆320は、2009年に発表。そのデビュー当時から、「BMWグループのMINIのハッチバックに似ている」と話題になったモデルである。
その力帆320が、今回の北京モーターショー12において、改良モデルを初公開。改良でどう変わるのか、注目されていたのだ。
大きく変わったのは、ヘッドランプのデザイン。従来の楕円デザインを異形タイプに改めた。リア周りでは、テールランプがヘッドライトと同イメージの異形デザインに変更されている。
このヘッドランプとテールランプに海外の自動車メディアは早速、「MINI『ペースマン』に似ている」と報道。同車は2011年1月、デトロイトモーターショー11に出品されたコンセプトカーで、すでに量産化が決定している1台だ。
この力帆320、「フィアット『500L』に似ている」との声もある。欧州の最新デザイントレンドを素早く取り込むあたり、さすがと言う他ない。