【VW ティグアン 試乗】硬いゴムの上の乗り心地…松下宏

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試乗したフォルクスワーゲン『ティグアン』は、2011年11月に追加された「スポーツ&スタイル」だが、2008年にティグアンがデビューした当初には同じグレード名で異なる仕様のモデルが設定されていたので注意が必要。

搭載エンジンは直列4気筒2.0リットルの直噴ターボ仕様で、7速DSGと組み合わされ、132kW/280N・mのパワー&トルクを発生する。乗用車用のエンジンに比べるとややパワーを抑えた設定ながら、幅広い領域で最大トルクを発生するのは共通だ。

SUV用に適したエンジンチューニングで、低速域から十分な力強さがあり、SUVのボディの重さを感じさせない。トランスミッションも7速湿式DSGなので、変速フィールは油圧式ATと変わらないものだ。

乗り心地は弾力のある硬いゴムの上に乗っているようなしっかりした感じで、ゴツゴツ感を排除しながらフワフワ感もないものとされている。17インチタイヤは高速でも安定感いっぱいの走りを実現する。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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