【ルノー メガーヌGT 試乗】思い切り硬めの足回り…松下宏

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ルノー・メガーヌ
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ルノー『メガーヌGTライン』は、「ルノースポール」ではない、標準車のスポーティグレード。17インチタイヤとスポーツサスペンションを備えた足回りは相当に硬めの印象で、コーナーでのロールも抑えられるが、ゴツゴツ感も拭えない。このあたりが微妙なところだ。

今回から電動式に変わったパワーステアリングの操舵フィールもダイレクト感のあるもので、これもスポーティな走りにつながっている。

搭載エンジンは日産との共同開発による直列4気筒2.0Lの自然吸気DOHCで、6速マニュアルモードを備えたCVTと組み合わされる。

低速域から必要十分なトルクを発生し、CVTとの組み合わせによって、走行シーンにあったフレキシブルな走りを実現する。CVTに特有の、ダイレクト感の不足はあるものの、それを補う6速マニュアルモードがついているので、積極的な走りを楽しみたいならマニュアルモードを使えば良い。

運転席に乗り込むと、座った瞬間にシートのデキの良さを感じた。ヘッドレストにGTラインのロゴが入った専用シートで、張り出したサイドサポートがしっかり体を支えてくれる。

スポーティな走りを楽しみたいがルノースポールまでは、と考えるようなユーザーにはこのGTラインが恰好の存在。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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