ダイムラーは5日、インドのチェンナイに新工場が完成したと発表した。
同工場は、ダイムラーの商用車部門の現地子会社、ダイムラーインディア・コマーシャルビークルズが建設していたもの。総投資額は7億ユーロ(約740億円)以上、工場の面積は約160ヘクタールだ。
同工場には、組み立てラインの他に、研究開発部門も併設。2012年の夏から、「バーラトベンツ」ブランドの大型トラックの生産を開始する。当初の年産台数は3万6000台。将来的には、最大7万台へ引き上げる計画だ。ダイムラーのトラック工場としては、部品製造から組み立てまで一貫生産を行うのは、同工場が世界で3番目となる。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「チェンナイ新工場は、他の工場同様、高い生産クオリティを備えている」と語っている。