ランドローバー伝統のSUV、『ディフェンダー』の次期型を示唆したコンセプトカー、『DC100』。米国で4日に開幕したニューヨークモーターショー12では、その最新バージョンが披露された。
今回、出品されたのは、アドベンチャー(冒険)仕様に仕立てられたDC100。深い川を渡る際にエンジンに空気を取り入れるためのシュノーケル、スタックした時に脱出をサポートするウインチ、積載性を高めるルーフラックなどが装備され、本格的なオフロード走行を想定した準備が整えられた。
また、「Wade Aid」と呼ばれるソナーセンサーを、バンパーとドアミラーに装備。これは川を渡る場合に水深を測定し、それに応じた走行スピードや選択すべきギアを、ドライバーにアドバイスするシステムだ。
なお、ディフェンダーは現在、米国市場では販売されていない。ランドローバーはニューヨークモーターショー12において、「来場者の反応次第では、ディフェンダー後継車を米国に投入する可能性がある」と公式発表している。