伝説的F1ドライバー、アイルトン・セナ。事故死から18年を経て、彼が最初に乗ったF1マシンが、オークションに出品されることが分かった。
これは5月16日、英国のシルバーストンオークションズが開催するオークションに出品されるもの。トールマン「TG184-2」は1984年、アイルトン・セナ選手がF1デビューの年に乗ったマシンそのものだ。
セナ選手はこのトールマンTG184-2を巧みに操り、1984年のモナコGP、雨天のレースで2位に入る活躍を見せた。世界にアイルトン・セナの名前を知らしめた立役者が、このトールマンTG184-2だ。また同シーズン、セナ選手は英国で3位、カナダで7位という結果を残している。
このTG184-2、あるコレクターが16年間所有していた1台。フルレストアが施されており、実際のレースやデモンストレーションで走行可能なコンディションを維持しているという。
シルバーストンオークションズのニック・ウェール氏は、「これほど象徴的なレースカーをオークションに出品できることに興奮している。間違いなく、最も注目を集める1台になるだろう」とコメントしている。