欧州トヨタは24日、英国とトルコの各工場へ総額2億6500万ユーロ(約270億円)を投資し、次世代Cセグメント車の生産を2年以内に開始すると発表した。
トヨタの欧州Cセグメントの主力車種が、『オーリス』。現行モデルは、英国とトルコの両工場で生産しているが、今回の投資によって、次期オーリスの生産を英国工場に集約する。
一方、トルコ工場では、今回の投資によって次世代Cセグメントセダンの生産準備に入る。欧州向け小型MPVの『ヴァーソ』と、この新型Cセグメントセダンが、トルコ工場の生産車種となる。
この変更は、トヨタの欧州における生産効率を引き上げるのが狙い。今後2年以内に、次期オーリスと新型Cセグメントセダンは生産を開始する計画で、Cセグメントセダンは東欧を中心に販売する。
欧州トヨタのDidier Leroy社長兼CEOは、「今回の変更で、トヨタの欧州での現地生産台数を引き上げることが可能になる」と述べている。