【新聞ウォッチ】ドジョウ効果? 野田内閣支持率、53-67%

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年9月5日付

●台風27人死亡54人不明、紀伊半島、土砂崩れや氾濫、記録的豪雨(読売・1面)

●トヨタ、中国で基幹部品、初の海外生産、HVのモーター、電池(読売・7面)

●日本発、国際標準狙う、LED、抗菌繊維、性能評価29分野、経産省ISOに提案へ(朝日・3面)

●総合円高対策早急に、経済4閣僚、会合で一致(毎日・2面)

●企業の国内立地補助拡充、政府検討、円高・空洞化に対応(日経・1面)

●ホンダ「軽」倍増、4割に、5年後メド、低燃費車シフト加速(日経・1面)

ひとくちコメント

9月2日に皇居での首相親任式と閣僚認証式を終えて正式に発足した野田新内閣。初の記者会見で野田首相は東日本大震災の被災地復興を「最大の使命」と明言したが、野田内閣の発足を受け、早くも各紙が緊急世論調査を実施。その集計結果を4日の朝刊に取り上げている。

それによると、新内閣の支持率が最も高いのは日経の67%で、次いで読売の65%、共同通信配信の産経と東京が62%、毎日の56%、朝日の53%と続く。例えば、読売の65%は内閣発足直後の調査(1978年の大平内閣以降)としては小泉、鳩山、細川、安倍内閣に続いて5番目に高い支持率という。ただ、53%の朝日によると、鳩山、菅内閣には及ばず、最近では2007年に発足した福田康夫内閣と同水準となるという。

気になる政党支持率では、民主党が大きく増えて、各紙とも自民党を逆転しており、ドジョウの効果が支持率回復につながったとみられる。

その野田内閣が本格始動したが、週末の近畿・中国地方は大型の台風12号による記録的な豪雨に見舞われ、紀伊半島を中心に土砂崩れや河川の氾濫などで多数の死者・行方不明者を出す大被害をもたらした。東日本大震災の復興は言うまでもないが、記録的な超円高対策とともに、記録的な豪雨の災害対策も急がなければならない。

《福田俊之》

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