各ホールの奥にブースを構える自動車メーカーのブースでは、趣向を凝らしたイベントを実施しているが、特にTOYOTA/GAZOO Racingブースでは毎時間ごとにレーシングドライバーや開発責任者によるトークショーがおこなわれるといった力の入れようだ。
「トヨタ カスタマイズブランド トークショー」では、「GRMN(ジーアールエムエヌ)」の水野陽一開発責任者、「G's」の弦本祐一開発責任者、レクサスの矢口幸彦チーフエンジニアの3人が参加。それぞれがチューニングやカスタマイズに対するこだわりや思い入れを熱い口調で語った。
「GAZOO Racing 味づくり トークショー」では、2010年ニュルブルクリンク24時間耐久レースで会場に置かれたレクサスLFA(50号車)でクラス優勝を成し遂げた木下隆之、飯田章、脇阪寿一、大嶋和也らレーシングドライバーが、レースの様子や開発秘話を紹介。また、その後に行われた「GAZOO Racing ファンイベント」でも同じメンバーでクイズ大会を実施。モータースポーツにまつわるマニアックなクイズやジャンケン大会で勝ち残った人にミニチュアカーやカレンダーなどがプレゼントされた。
「GAZOO Racing 富士スピードウェイ トークショー」では、“観て楽しむモータースポーツ”と題して、レーシングドライバーの松田次生、平手晃平、新田守男が富士スピードウェイでの観戦ポイントやドライバー目線での見どころ、レース裏話などを披露した。
「みんなで始めよう! 〜Let's Racing〜」では、レーシングドライバーの平手晃平と女性だけのレーシングカートチーム「JKB(女子カート部)」を率いる塚本奈々美さんらが、国内B級ライセンスの取得に始まり、ジムカーナやレーシングカートなど、気軽に参加できるの参加型モータースポーツを紹介。会場のモータースポーツファンにその楽しさをアピールした。
トヨタ自動車の商品企画責任者である沖野和雄氏は「“クルマを語り合う楽しさ”はGAZOO Racingの活動テーマの柱のひとつ。プロドライバーや開発責任者の話を通じて、多くのお客様にカスタマイズの面白さや走ることの楽しさを共有していただければ」と述べる。これらのトークショーや交流イベントは、最終日の16日も行われる予定だ。