中国のBYDオートは、10日に開幕したデトロイトモーターショーにおいて、ハイブリッドSUV、『S6DM』をワールドプレミアした。
ハイブリッドシステムは、BYD自慢の「デュアルモード」方式。その名の通り、2個のモーターを使ったシステムで、最大出力14psのモーターが前輪を、最大出力102psのモーターが後輪を駆動する。モーター単独で、最大約60kmのゼロエミッション走行が可能だ。
バッテリー残量が少なくなると、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンが始動。これにより、最大航続距離は500km以上へ伸びる。GMのプラグインハイブリッド、シボレー『ボルト』と同様のシステムである。
ところで、ベースとなった『S6』は、トヨタ『ハリアー』に似ていることで注目されたBYD初のSUV。今回披露されたS6DMは、S6に対してフロントマスクの一部手直しを受けているが、ハリアー風のリアピラーは健在だった。