ダイムラー傘下の超高級車ブランド、マイバッハ。世界的な販売不振に陥っているマイバッハを立て直すため、次期モデルではアストンマーチンが開発に参画するという仰天計画が存在するという。
これは『フィナンシャル・タイムズ』が22日に報じたもの。同メディアは関係者の話として、「次期マイバッハに関して、設計や組み立てをアストンマーチンに委託する方向で、両社が協議中」と伝えている。
同メディアによると、次期マイバッハはエンジンや駆動系をドイツのメルセデスベンツが担当。設計や組み立てを英国のアストンマーチンが手がける。これにより、ダイムラー社内で開発から生産まで一貫して行うよりも、コストの削減が可能になるという。
ダイムラーとアストンマーチンは、同メディアの取材に「ノーコメント」の姿勢。ただし、「メーカーは問わず、あらゆる協業の可能性を模索している」ことは認めているとのことだ。
2009年の世界販売が、08年比3分の1の200台弱にとどまったマイバッハ。ロールスロイスやベントレーに対抗する秘策が、アストンマーチンということだろうか。