バイオマス・ジャパン(本社・東京都北区)は、バイオディーゼル燃料(BDF)の品質を安価で簡単にチェックできるキットをBDFを製造する希望者に対し、今年12月末までの期間限定で無料サンプルを提供する。
BDFの利用は現在世界中で進んでいるが、その課題は品質管理であることはいうまでもない。なにしろメチルエステル化率の低い燃料だと、ノズルのつまりや燃焼不良を起こしてしまうからだ。
そのため、日本では昨年2月にガソリン・軽油にエタノールなどを混和する加工業者に対して、事前登録や混合ガソリン・軽油の品質を義務づけることになった。その品筆基準はJIS規格でメチルエステル化率96.5%以上。
しかし、その検査を公的機関で分析してもらうと、数万円の費用がかかるため、製造ロットごとに検査するのはコスト的にも難しいのが現状となっている。そこで、同社は簡単にチェックできるキットを開発・発売した。このキットを使うと、1回あたり数百円程度の費用ですみ、製造ロットごとの品質管理も容易になる。
サンプル希望者は同社のウェブサイトから申し込む。
http://www.biomassjapan.jp/