米国トヨタ販売は18日、11月2日にラスベガスで開幕するSEMAショーに、小型ピックアップトラック『タコマ』のカスタムモデル、「XランナーRTR」を出品すると発表した。
RTRとは、レディ・トゥ・レースの略。米国で人気のドラッグレースに、即参戦できるモンスタートラックを提案する。
エンジンは北米専用大型ピックアップトラック、『タンドラ』用の5.7リットルV型8気筒ガソリンユニットがベース。TRD製スーパーチャージャーで過給され、最大出力504ps、最大トルク76kgmを発生する。
トランスミッションは、タンドラ用の6速AT。TRD製のメカニカルLSDやエグゾーストシステム、ステアリングホイール、ロールオーバーバー、グッドイヤー製レーシングタイヤなどが装備された。米国トヨタによると、トラクションバーとドライブシャフトの2点以外は、トヨタ純正部品として用意しているパーツだという。
ボディカラーは、1960年代後半のレースカーをイメージして、シルバーとレッドで塗装。インテリアは、後席、エアコン、オーディオなどが取り払われ、スパルタンな雰囲気を演出している。