京成電鉄「成田スカイアクセス」線が、17日に開業する。最高速度160km/h、日暮里~成田空港間を36分でつなぐ。在来線では北越急行ほくほく線と並び国内最速だ。
成田スカイアクセスは全長51.4mの新ルート。京成上野駅を起点に京成本線~北総線(北総鉄道)~北総線(千葉ニュータウン鉄道)~アクセス線(成田高速鉄道)~成田高速鉄道線を通過し、成田空港(空港第2ビル)を結ぶ。上野〜京成高砂間は京成本線で共有し、京成本線より5.2km短く、車両スピードも速い。「成田スカイアクセス」は、このいくつかの路線をつないだ愛称で、日暮里の先にある京成高砂駅から成田空港駅までの愛称だ。
また、成田スカイアクセスには、新造した8両編成の新型「スカイライナー」(AE形)を導入。足回りにボルスタレス台車を採用し、先頭車にフルアクティブサスペンションを使うことで、高速安定走行性能と乗り心地を両立した。
紺と白を基調にしたスピード感あふれる斬新なデザインは、車両外観、内装ともデザイナーの山本寛斎氏が手がけた。
成田スカイアクセスは、走行ルートも車両も真新しい。京成の社運をかけた攻勢で、首都圏の空港はますます近くなる。
全席指定で、開業当日17日の上野駅始発(午前6時30分)「スカイライナー1号」は、すでに満席。当日の指定席も少なく出足は好調だ。