クライスラーグループは5日、米国において、フィアットのディーラーネットワークの構築作業に入ったことを明らかにした。
クライスラーによると、フィアットを取り扱う販売店の選定作業をすでにスタート。今月中にクライスラーとフィアットが提示した基準に見合う販売会社を絞り込み、最大で全米41州125拠点を目標に、フィアットの正規ディーラーネットワークを築く計画だ。
クライスラーグループのピーター・グラディ副社長は、「フィアットブランドの革新性と楽しさを前面に押し出し、顧客の要望に細かく対応できるディーラーネットワークを目指す」と、意気込む。
米国で販売する車種に関しては、年内にフィアット『500』を導入。2011年には『500C』を追加し、米国で高まる小型&低燃費車志向のユーザーを取り込む構えだ。